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ソウル生活〜

ソウル生活〜

入院するまで

土曜日は授業の後、インサ洞にある書道教室に習字を習いに行っていたので、そのまま地下鉄に乗ってインサ洞まで行った。

地下鉄に乗って、立っていると打った左足の膝が痛い。


ちょうど5月に展示会があるので、ド下手な私も一つ作品を仕上げて展示することにしていたので、毎日筆をもたなければならなかったので、どうしても教室にいかなければならなかったのだ。


2時間くらい座って、習字をしていたら、どうもひざが腫れてきていたくなってきた。教室を歩くのも足が痛くて歩けなくなってきた。教室の人に話したら、近くの薬局に行って湿布薬を買ってきたら??と言われたので歩いていくことにした。


しかし、あまりに膝が腫れて痛くて、普段なら3分で行けるところへ20分くらいかかって、よちよち歩いて行った。手には杖代わりに、長いお軸をつるすときに使うようなひっかける棒(日本語でなんというのでしょうか)を持っていった。インサ洞は相変わらず、観光客でごった返していた。土曜日の昼下がりだからね。


人が多いのでうまくあるけず、5歩歩いては、休息。
手には変な棒。
足はまだ寒い冬なのに、つっかけ。
じろじろ見られた。

湿布薬を張って、痛み止めを飲んだけど、ドンドン痛くなってくる。

チュンチョンにいる偽ヨンに電話をして、「痛い」と訴えた。


すぐに車できてくれ(チュンチョン~ソウルは2時間はかかる)救急病院へ行こうと言われた。が、当時医療保険がなかったので、診察費が高いと嫌なので、湿布薬を張っているから、大丈夫だとケチなことを言って家へ帰って寝た。


夜中中ずっと膝は痛い。


日曜日は高校の卒業生が遊びに来ることになっていたので、寝ている訳にもいかず、痛い足で近くまで迎えに出た。

月曜日は2時間目から7時間目までずっと授業があった。


私の会話の教室は3階、職員室は2階。

だから、6回、階段の昇り降りをした。痛くて、左足はひきずっていたが、授業中はけなげに立って授業をした。

だって、私が座ると生徒と目線が同じになるから、 生徒へのコントロールがききにくいから。

7時間目の授業が終わって、あまりに痛いので、やっぱり病院へ行ってみるか

と思い、高校の近くにある整形病院へ仲良しの中国人ネイティブ先生に連れていってもらった。彼女は車で通勤してたから。

レントゲンを撮ると、すぐに私は車椅子に乗せられた。

????

なんで、車いす?

レントゲンは2回撮られた。

その後、先生が手術をしましょう

と言い出した。

手術?

晴天のヘキレキ

まさか、そんな手術なんて言葉をきくとは思ってもいなかった。

膝の骨がわれているので、手術をして骨をくっつけなければならないらしい。
おまけに、骨がわれているのに、私が歩きまわって、骨が小さくばらばらになっているので、手術は少しむずかしいらしい。

骨が割れたら痛いのに、よくもまあ、こんなにバラバラになるまで我慢しましたね

と感心された。

痛かったけど、打ってるから痛いのだと思ってた馬鹿なほしそら。

手術は全身麻酔をするという。

外国人なので病院の人が心配をして、高校に電話をかけてくれた。

すぐに部長が病院に来てくれた。

私は車椅子に座って部長と話しをした。全身麻酔ということは、大きな手術だから、その個人病院ではしたくなかった。診断書をもらって、明日、うちの近くにある大学病院へ行くことにした。

膝はこれ以上使ってはいけない、ということで松葉杖を渡され、松葉杖で歩く練習を教えてくれた。

が、一度も松葉杖は使ったことが無いほしそら。結局、部長の車まで自分の足で歩いていった。松葉杖を手に持って。松葉杖はむずかしいのだ。

その日は大学院の授業、2回目だった。

部長の車で、大学院まで送ってもらい、病院のレントゲンをとったときの病院のズボンをはいた間抜けな姿で教授に会って、手術をすることを伝えた。

大学院からうちまで、また松葉杖は手に持って、歩いて帰った。

まだまだ、事の重大さがわかっていないほしそらです。

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